仕事に役立つドラッカーの一言
「責任をとる」とは ResponsibilityとAccountability
2019年4月10日
『非営利組織の経営』ダイヤモンド社、PFドラッカー著に次の一節があります。
The important thing is not that you have rank,
but that you have responsibility.
The critical factor for success is accountability – holding yourself accountable.
重要なことは職位を持っていることではない。
責任を持っていることが重要である。
成果をあげるための重要な点は、説明責任である。
常に自分のやっていることを説明がつくようにしておかなければならない。
日本人が責任をとるというと、謝罪して辞任するという腹切りのように思われている節があります。辞任や懲戒というのは自分の落ち度に対して罰をうけることであって、決して責任を取っていることにはならないと思います。むしろ罰をうける代わりに、責任を取らずに投げ出しているということにはならないでしょうか? Accountabilityは、なぜうまくいかなかった説明することで責任を果たす。Responsibilityは、response(反応する)ことで打開をはかることで責任を果たす。罰はその後で考えればよいのではないか。
株式会社オフィスインテグリティ 代表取締役 中西 功