2019年10月11日
知識労働者は必ずしもマネジメントする必要ない。生産性が上がるなら、自分の専門分野では自らが意思決定をおこなうべきものとする。
「経営の真髄」第6回目(第6章 企業モデルが多様化する)の勉強会でも大いに議論になりました。
能力の高い専門家の部下はマネジメントが要らないのか?その上司はどうすればいいのか?
上司は部下を適切な仕事に起用して、成果となる目標を合意すれば任せる。ただし「やれそう」という見通しは必要になる。そして一旦任せたら、細かな口出しはせずに見守る。プロ野球の監督はなるほどこんな感じです。監督がピンチに、ピッチャーを交代させて、後退したピッチャーが打たれたら勿論ピッチャーの責任ですが、ゲームに負ければ監督の責任になる。ということで、ドラッカーの名言には納得しましたが、これは本当のトッププロの世界で通用することであり、一般のサラリーマン社会ではちょっと違うのでは。プロ野球の選手は成果をあげられないと直ぐに2軍に行かされたり、解雇されますが、サラリーマンはそんなことにはなりません。すごく成果をあげる人と普通のひとと、場合によっては落ちこぼれた人も同じ組織で仕事をします。そのような場合は、人のマネジメントが必要になるはず。
株式会社オフィスインテグリティ 代表取締役 中西 功